大仕事を成し遂げた鮎戦士
2025/11/16
カテゴリー毎日ブログ
命のクライマックスをいただく
今日はね、ちょっと“鮎の一生”のクライマックスのはなしにしましょう。
鮎には——
落ち鮎(おちあゆ) と呼ばれる、秋の終わりを知らせる鮎がいます。
その中でも オス の姿って見たことありますか?
体の色は薄暗く錆びてくるし
鼻先は少し曲がり、夏の頃のあの瑞々しい姿とはまったく違います。
正直、見た目は「かわいそうなくらい不細工」です。
そしてね、これは本当の話なんだけど……
釣り師さんの中でも、捨てちゃう方がいると聞きました。
「価値がない」「見た目が悪い」という理由で。
でもね。
ぼくは毎年、そういうオス鮎を見るたびに思うんです。
“この鮎、男として大仕事をやり遂げた戦士”なんだよなと・・・
産卵を控えたメスを守るために必死で縄張り争いをして、
最後の力を振り絞って子孫を残す。
その役目を終えた姿が、
あの錆びた色なんですよね。
だから今日、常連さんにこのオス鮎をお出ししたときに、
ぼくはつい、そのまま伝えてしまった。
「この鮎は大仕事を成し遂げた、立派なオスなんですよ」
そしたらね、
みなさん本当に綺麗に骨だけ残るほど大切に食べてくれた。
魚を“物語ごと”いただくって、こういうことなのかもしれないですね
🐟 落ち鮎は今しか食べられない
落ち鮎のオスは、ほんのわずかな期間だけ現れる“季節のラストランナー”。
・夏の香り鮎では味わえない深い旨味
・産卵期に向けてギュッと力をため込んだ野性味
・錆びた体色が語る、生き抜いた証
決して“見た目が悪いから価値が低い”わけじゃなくて、
命のクライマックスを迎えた鮎だからこそ持つ味 があります。
そして、この雄姿が見られるのは本当に 今だけ。
気になる方は、ぜひこのタイミングで味わってみてほしいです。
最後にひとこと
ぼくは、川で生きた鮎の姿を、できるだけそのまま届けたいです。
見た目が整っていなくても、
そこには “役目をやり遂げた証” がちゃんとあります。
もし今日のお話が、
「一度その味、確かめてみようかな」
そんな小さな気持ちを揺らせたなら——
きっとその一尾は、忘れられない鮎になります。
ということで今日のブログを“俳句”にすると
錆光る おとこの背中 秋しずむ
【太一の独り言:414日目】
独り言400日到達記念! 本日紹介した「鮎の骨酒」10名様にプレゼントです!ほしい方はぜひ店頭で400日目おめでとう!と声かけてくださいね。今のところ、誰にも声をかけられていません(笑)
まだまだ鮎が食べ足りない方へ
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今日もここまで読んでいただきありがとうございました








